木の香りは実に多くの有効成分を含み、嗅ぐことで気分が休まったり、落ち着いたりなど、精神の抑制効果があります。例えば、爽やかなヒノキの香りはアロマテラピーにもよく使用される程人気で、感覚的な空間の爽快感が高まり、精神を浄化させてくれると言われています。
木材は湿度が上がると水分を吸い込み、逆に乾燥してくると水分を吐き出します。こうして室内は、木という自然のエアコンによって快適な湿度に調整され、カビやダニの発生しづらい空間をも提供します。また、木材はたくさんの空気を含んでいるため熱伝導率が低く、断熱・保温効果も生まれます。
構造用の場合「背割り」があっても問題にはなりません。繊維に沿った少々の割れがあっても、耐力はほとんど低下しません。圧縮も同様の理屈が成り立ちます。
また、「燃えしろ設計」といって、ある一定の時間、柱や梁が燃えても残った部分の木の部分の太さによって、ある一定の強度を保てる太さがあるため、人の避難時間を稼げる、ということです。
木肌は暖色系なので安らぎを与えてくれます。また科学的にも、木は有害な紫外線を吸収して、温かみある赤外線を反射するということが分かっています。そのため、木で囲まれた部屋は、まぶしさが抑えられた心地よさを演出できるのです。
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